自由と公共

2011/07/30 - 大工が覗いたイギリス




breの建物群の中にはイギリスの伝統的な間取り以外にも広々としたLDKに吹き抜けを設けた明るく現代的な間取りの住宅も提案されています、私はイギリスの人々の生活スタイルは、用途毎の部屋にきちんと分けてメリハリをつける暮らしを望んでいると思っていましたが、実際は既存の住宅の間取りの制約から抜け出せずにある意味我慢しているという話も聞きました。個人的な自由度を尊重すれば景観という公共財産は犠牲にせざるません、その狭間で個人と公共の砦である役所の建築規制がせめぎ合いながら落としどころを探っているように感じました。
最後に基礎の構造はベタ基礎を基本として、床下の土間は全て断熱材を敷く方法がエコ住宅の基本であるように展示されていました、この辺の考え方は日本よりも先進的にのようです。

> 一覧へ戻る