電気は何処からくる

2018/09/08 - エネルギー

今回の北海道全域の大停電で思ったことを書きます。

今まで北海道電力の発電構成が石炭火力発電中心であったことは知識としては理解していましたが、実際には「どこか遠く太平洋沿岸の方」ぐらいの理解でしかありませんでしたが今回の件で「苫東厚真発電所」で半分の電気を作っていることを知りました。

何処か遠くの知らないところではなく「苫東厚真発電所」から来ることが分かりGoogleマップで見てみたら発電所の横に真っ黒な山があり改めて我々が普段使っている電気は最も二酸化炭素排出量の多い石炭で作った電気であったことを実感したわけです。

地球温暖化によって大型化した台風が通過した翌日に大量の二酸化炭素を排出する石炭火力発電所を機能停止させる地震が起きたことは単なる偶然ではなく地球からのメッセージのような気がしてなりません。

停電している間の生活は多少の不便はありましたが太陽光発電等で「すこしの電気」は使えました、全く電気が無くては生活は大変厳しいものになるでしょうが、少しの電気があればそれほど困らないことを体験し普段のエネルギーの使いかたを再考しても良いのではないかと思っています。

勿論省エネ機器を取り入れ特にLED電球のような、ほんのすこし電気で快適性を保てる器機のありがたみも実感しました。

また、太陽光発電は日照によって常に発電量が変化して安定しないので、いったん蓄電池に貯めて安定した電気として使う方が家電器機、特にパソコンや冷蔵庫にとって良いのだろうと感じました。

今まで家庭用の蓄電池は1日分の消費電力量程度がなければ意味のないものと漠然と思っていましたが、1日の電力消費量の10%でも蓄電できれば もしもの時には十分な備えになると思いなおしましたし、電気という貴重なエネルギーは無尽蔵でコンセントからいつでもいくらでも出てくるという認識からある程度の溜まった容量のなかからその日の分を使うみたいな感覚で消費した方が無駄を省けるとも思いました。

これから子供や孫に地球を引き渡す責任がある、今を生きる我々のするべきことは何かを真剣に考える時期がはっきりと来ていることを実感した停電です。

 

 

焚き付け

2017/12/04 - エネルギー

薪ストーブの点火の時に必要な「焚き付け」は板状の薪を斧で割れば簡単にできます。なるべく節の少ないまっすぐな木目の板を選べば面白いように割れます。

電球交換

2017/12/02 - エネルギー

すでに白熱電球を使用することは殆ど無いと思いますが蛍光灯が球切れしたらLEDの球に交換しましょう。

特にダウンライト用の蛍光灯球はすでに製造終了し後継機種としてLED球が各社用意しています、大型電気店やアマゾン等の通販で見つけることができると思います。

60Wの電球(寿命1000時間)=12Wの蛍光灯(寿命1.3万時間)=6WのLED球(寿命4万時間)です。

太陽光発電パネルの雪落とし

2017/11/30 - エネルギー

義理父母も家に今年から太陽光パネルの雪落とし用の足場を掛けました。

早速義理母が雪下ろしをしています、安全な足場を掛ければ誰でもできる太陽光パネルの雪下ろしです。

足場を掛けたい方はご相談ください。

 

電気自動車の試乗

2017/11/16 - エネルギー

地球温暖化が社会問題として一般に認識されたのは10年前の映画「不都合な真実」ぐらいからだと思います、じつは「不都合な真実2」が明日から公開されることを最近Facebookで知ってまずは書籍を読みました。

そこで感じたことは地球の大気は薄く限りのあるものであって人間が下水道の如くCO2を垂れ流していてはいけない、気候変動は確実に急速に起こっていて我々もそれを実感するようになってきました、時間の猶予はなく急いで対策をしなければならないということです。

工務店なので家造りのことで低炭素化をいろいろやってきましたがこれからは家庭から出るCO2全般について考えていかなければならないと考え始めました。

そこで電気自動車です、ですが、今の北海道電力の電気は石炭をメインに使って発電しているのでそのような「汚れた電気」を充電して走るのではなく、エコな電気を使っている電力会社の電気を使うか、自宅の太陽光発電パネルから充電して走ることで初めて地球環境に負荷をかけない生活になります。

それでは本題の電気自動車試乗のお話しです。

運転操作はプリウスのようなシフト操作で特に違和感はなくすんなり運転することができました。

発進はもちろん加速してもエンジンは勿論かからず静かなままずっと走れるのは大変快適です。

少し今までの車と違う点はアクセルだけで加速減速、停止までできることです、これは回生エネルギーを最も効率的に回収するために日産が採用したシステムのようです、操作は直ぐに慣れていいものだと感じました。

気になる電費(燃費)と航続距離はカタログ値の400Kmは夏場でも難しく、夏場で280Km程度、冬場で200Km程度だそうです、それでも車内の暖房はヒートポンプ式で効率よく温めるシステムなので冬に極端に電費が悪くなる訳ではないとの説明でした。

充電は家庭では3Kw若しくは6Kwの電気量の普通充電で10~20時間の充電時間がかかるようですが急速充電設備のある場所では100Kwの電気量で僅か30分で80%の充電ができるそうです。(でも急速充電の電気は「汚れた電気」である可能性が高い)

電気自動車のバッテリーを使って家庭の電気を賄うシステムはいくつかありますますが、ではどのように家庭の太陽光発電パネルから電気自動車に充電するのかはま解決していませんのでこれから勉強していきます。

まずは電気自動車はどんな物なのかを体験してきたというお話でした。

我が家の太陽光発電10年間の固定買取制度の期間があと3年程あるのでそれが過ぎた時に電気自動車に移行したいと思っています、今回はその為の手始めの準備です。