これからのゼロエネ住宅

2017/09/28 - エネルギー

帯広にてこれからのゼロエネ住宅はどうなっていくかのセミナーを聞きました。

現在は太陽光発電で発電した電気は殆どを北海道電力に少し高い値段で売電する契約を結びますが、今後は売電価格も下がり、10年間の売電契約が終われば今の3割や2割程度の売電価格に下がります。それでも太陽光発電システムは20年以上稼働できます。そこで、売電ではなく太陽光発電の電気を出来だけ自家消費することが良い選択になります。その方法論です。

ますは今ある電気の分電盤を蓄電池やEVから受電する回路が必要です、しかし単に接続することは北海道電力との契約で難しく、専用の分電盤が必要です、EVの説明書を見るとその様な機器があるのですが余りにも高額で現実的では有りませんでしたが其れに代わる比較的安価な機器の存在を知りました。今蓄電池やEVを導入しなくても良いんです、後からコストパフォーマンスの良いものが出た時に導入し、すでに住宅に設置した専用回路コンセントに挿し込むだけです。

今後数年で住宅やEVを取り巻く環境は劇的に変化する事が予想されます、そうなった時にに慌てずに今から準備しておくことも大切だと思います。

改正FIT法と一次エネルギー計算セミナー

2017/06/15 - エネルギー

最近は法律の改定がよくありますが、太陽光発電等の再生可能エネルギー発電の買い取り価格を取り決めたFIT法が改定されてこれから開始する設備にとどまらず、すでに発電している設備も申請をし直おさなければならなくなりました。最悪の場合には認定取消もあるとの事なので慎重に今まで設置させていただいた方も含め全ての再申請手続きを進めていきます。
又ゼロエネルギー住宅だけでなく今後全ての住宅で省エネ性能を明示する事も必要になります、その計算方法も改めて勉強しています。

スティーベル社の太陽熱温水器

2017/06/12 - エネルギー

太陽熱温水器には大きく分けて2種類、当社で採用した真空管式とドイツのスティーベル社等が採用しているパネル式の2種類があります。今回スティーベル社の方が自社製品の営業を兼ねて当社の太陽熱温水器を見に来られました、それぞれのメリット デメリットをお互いに情報交換して更に良いご提案をしていきたいと思います。

マイナス20度の時の熱交換換気装置は?

2017/01/16 - エネルギー



土曜日は我が家でもー20度近くにまで冷え込みました、その時熱交換換気装置を通して新鮮な屋外空気は+11.5度になって室内に吸気されていたので寒さを感じることなく室温は保たれていました。この時の室温は+22度です、屋外がー19.6度 温度差は41.6度です、吸気された新鮮空気がプラス11.5度ということは31.1度分室内から排気する暖かいけど汚れた空気から熱を受けっとって吸気されたということで、熱交換効率は約75パーセントということです。これが熱交換をしない古いタイプの換気装置の場合ー19.6度の冷たい空気が室内に吸気されるので吸気口は結露して水滴が落ちてくるし寒いので塞ぎたくなります暖房エネルギーも大量に必要になります、仮に吸気口を塞ぐと室内空気は汚れ窓は結露水でビショビショになります。熱交換装置は僅かなモーター駆動のエネルギーで捨てる熱を回収して家から熱を逃がさないようにする装置です、断熱をいくら厚くしても換気で熱を捨ててしまえば意味がありません、少ないエネルギーで快適な室内空気を作るには断熱と気密そして換気も重要ということです。

太陽熱温水器 真冬は?

2017/01/14 - エネルギー

太陽熱温水器 冬はどうなるのか心配ですよね。昨日今日は最高気温が-10度程度の真冬日ですが天気は良くて日差しが1日中出ていましたので室内に設置した200Lの給湯タンクの湯温は37℃にまで上がりました、真夏ほどではありませんがお風呂を沸かす9割程度のエネルギーを太陽からもらえた訳です。室内の給湯タンクと屋外の集熱パネルの間は不凍液を通して熱を交換するので氷点下でも機能します、集熱パネルは2層構造になっていて魔法瓶のように真空管の内側で集熱するので外気温にはあまり影響されず太陽の赤外線エネルギーを熱として獲得できる仕組みになっています。