太陽熱温水器4周目報告

2015/07/22 - エネルギー



太陽熱温水器の4周目ご報告です。
安定してお湯が作れるようになりガス使用量も1/3ですむようになりました。
以下妻の感想です、温水器を付けてガス器機も替えたことで日々のガス使用量がリモコン画面で見えるようになったことがいいようです。
エネルギーの「見える化」の効果
太陽光発電・太陽熱温水器を稼働して、実際に太陽の恵みで電気やお湯を使うことができ、化石燃料その他のエネルギー使用を削減できました。
それに加えてこれらの機器には、時間毎や日毎のエネルギー使用量を表示する機能が付いているため、日々生活で使用しているエネルギー量を意識するようになりました。
今までは、漫然と月に一回の支払いの際に「先月の電気代高かったな」「ガス代(もしくは灯油代)かかったな」という程度で、「節約したい」という気持ちをもって多少行動しても、実際にそれが評価として現れるのにタイムラグがあったので、意欲を維持したり家族全員が協力はできなかった。
具体的には食器を洗う際に、今までは汚れの種類にかかわらずお湯を使用していましたが、油ものでなければ水を使う、なんとなく習慣でつけていた電灯を、明るさが必要かどうか判断してつけるなど、気をつけるようになりました。
とは言え、忙しい時は食洗機を使用するし、高校生の息子は時に電気をつけっぱなしで朝まで寝てしまう。家族が続けて入浴する方が良いけど、息子の帰りが遅いので追焚はガッツリしてしまいます。
でも少し気を使うだけで、日々少し効果があるということが、エネルギーを見える化してわかったことなので、日々の積み重ねが苦しくなくできるのは、良かったです。
日々エネルギー使用量を記録する中で、ひとつ気づいたこととして、食洗機のメーカーは「食洗機を使うほうが手洗いより省エネ」とうたっているが、手洗いの際も最初から最後まで水を流しっぱなしの場合との比較である、という話もあり(正確には未確認ですが)、実際には「少し気をつけて手洗い」するほうがトータル省エネなのではないかという印象です。共働きのご家庭などで、食器洗いに時間を取られずその分外の家事や子どもと過ごす時間にできる、ということは大きなメリットだと思います。

太陽熱温水器3週目報告

2015/07/18 - エネルギー



太陽熱温水器が稼働して3週間がたち、パネル設置位置の修正もしてやっと思ったように機能してきました。
T2(温水タンク水温)が48~50℃になり風呂はほぼ太陽熱だけで汲めるようになりました、タンク容量が200ℓなので100%太陽熱だけで4人家族の給湯は賄うことはできませんが、晴れた日にはガス使用量を1/3から1/4にまで抑えらます。
目標は年間ガス使用量の半減ですが実現可能な気がしてきました。
化石燃料や原子力にできるだけ頼らない持続可能な暮らし方を広めていきたいと考え、気密断熱性能を上げ、換気での熱損失にも配慮し、暖房熱源に薪やペレットストーブをご提案することで暖房エネルギーを相当量抑えることができるようになり。太陽光発電設備によって電気の自給を図ってきました。残っていた給湯エネルギー削減の切り札としての太陽熱温水器です。
風呂自動機能で風呂を汲むと燃費が悪いと前にお伝えしましたが、その後良く観察するとそのようなことはなさそうです。水温が40数度以上であれば風呂自動モードで風呂を汲んでいてもボイラーは燃焼せずに風呂を汲み、くみ上がってから少しの追い炊きをするだけでした。ただ温水温度設定はあまり高温(60度)とかにせずに43度ぐらいにしておくのがよさそうです。便利な暮らし方はほとんど変えずに少しだけエネルギーの事を考えれば良いだけです。
太陽熱温水器の設置ノウハウと費用のことも分かってきましたのでこれからお勧めしていきたいと思います、
興味のある方はお声かけください。

太陽熱温水器報告2回目

2015/07/06 - エネルギー



太陽熱温水器実証実験2回目 先週の分のご報告です。
まずは速報として先週末に設置位置をずらし今日はT1(温水器側)で50度にまで上がりT2(タンク内湯温)も47度です、これで思い描いていたボイラーを使わずにお風呂入ることができそうです。
先週のグラフは天気が良ければ水温も上がり曇りでも多少は上がることなどは分かりますが。ガス使用量は食洗器の水温を変えたり使わなかったり、長男が風呂に入らず(頼んだ訳ではありません)追い炊きが少なかったりといろいろ使用条件を変えて実験しているので水温とガス使用量を単純に比較はできませんが、
分かってきたことは先週もお伝えしたようにボイラー(湯)の使い方でずいぶんエネルギー使用量が変わり、それは生活の質を落とす程ではなくちょっとした工夫程度の事で結構違うということです。
実際どのようにしたよいかはもう少し実験をしてみないとならないでしょうし、各ご家庭でも最適な方法は違うと思いますがそのヒントは掴んでみたいと思います。

太陽熱温水器スライドブラケットで再挑戦

2015/07/04 - エネルギー




太陽熱温水器の再挑戦です。
鉄工所さんがスライド式で角度調整ができるブラケットを提案してくれました、これならば雪の落下も防げて申し分ありません。
再設置作業は今日中に完了できそうですので明日以降に結果が分かります、蝦夷梅雨もあけるでしょう。

太陽熱温水器報告1回目

2015/06/30 - エネルギー


太陽熱温水器を稼働させて1週間ちょっと経ちますがまず1回目のご報告をさせていただきます。
前回お伝えしましたように集熱パネルの設置位置の問題で水温があまり上がらないので期待していたガス使用量の削減はされていないのですが、太陽熱温水器の設置と同時に灯油ボイラーからエコジョーズ(高効率ガスボイラー)に熱源も変えたところガス(燃料)の使用量が詳しく表示されることでいろいろなことが分かってきました。

まずは表の見方からご説明します。
時間ごとの太陽熱温水器の集熱部分の温度(T1)と温水タンク(T2)の温度を記録しその時の天気とその日1日のガス使用量も記録しました。


集熱部分(T1)が上がれば比例して温水タンク(T2)の温度もあがることは分かりましたが今のところ温水タンク(T2)は32度までですが、水温が上がればガス使用量も減ることは分かるのですが、ボイラーの風呂の汲み方、つまり風呂自動モードで汲むのと、蛇口から湯と水を出して適温にして汲むのではガス使用量がずいぶん違うことに気づきました。
ボイラーメーカーは風呂自動モードで汲んでも燃費は良いと言っていますが違うようです、手動で汲んだ方が燃費はよさそうです。
そして湯温設定でも燃費が違うことも分かってきました、今まで湯温は最高の60度に設定し水を混ぜて適温にして使っていましたがそれでは燃費が悪いのです、風呂の適温43度程度に湯温を設定しそのまま風呂を汲んだり炊事に使うほうが断然燃費が良いようです。
もちろんそのことを知っていた方も多いと思いますが不覚にも私は知らなかったというか気が付きませんでした。30度に暖めた水を60度にするには30度の温度差のエネルギーが必要です、冷たい13度の水を43度にするにも30度の温度差、つまり太陽熱温水器を使って30度のぬるま湯を作っても60度の湯にするのも13度の地下水を43度の風呂の適温にするのもそのエネルギーはあまり変わらないことが分かったのです。
もちろん60度の湯ならば水で薄めるので湯の量は少なくて済みますがガスの使用量をみるとあまりかわらないことが分かってしまったのです。
そんなことでこれから太陽熱温水器とボイラーの使い方の最適なマッチングを探っていきたいと思います。