太陽熱温水器まずは失敗

2015/06/24 - エネルギー




太陽熱温水器は先週末より稼働していますが水温が晴れの日でも28度ぐらいまでしか上がりません。
夏至のこの時期は水温が上がりすぎて困るとの予想だったので日射の最大効率をあまり考えずに設置しました。パネルの面積も6㎡では多すぎるとの話を聞いていたので4㎡に減らしての実験でした。
結果的にパネル面積を減らしたのは間違いではないと思っていますがそれならば日射の効率を上げるべきでした。簡単に最適な位置や角度は割り出せるのでそれに近い形に手直しをします。
まずは屋根の庇の出に対しての日陰を夏至の時でも影響が出ない位置にし、角度を垂直から70度程度の角度を付けることにします。60度が最も効率が良いとの話も聞きましたが雪が載ることも考えて旭川での最適角度をカンできめました。
まずは鉄のブラケットを鉄工所に発注します。

太陽熱温水器完成か

2015/06/18 - エネルギー



太陽熱温水器の設備配管工事が今日で完成しそうです、設備工事屋さんのスケジュールの合間を縫っての施工だったので2週間にわたりましたが実際の施工日数は3日間です。
夕方の時点でまだ稼働していないので実際に太陽熱を採取できるのは明日になりそうですので今日は簡単に配管システムをご案内します。
真空太陽熱集熱パネル2枚 4㎡から集熱した熱を不凍液を通して室内の貯水タンクで水と熱交換をして湯にします、貯水タンクの水が湯になっても水でもぬるま湯でもボイラーを通して室内の各水栓からでてきますが、設定温度(43度とか60度とか)に達していなければボイラーで熱を加えて設定温度まで上げます。
実際湯を使う際には今までのボイラーを使うのと全く変わりはありません。
集熱パネルから貯水タンクに循環する不凍液はポンプの動力で動くのですがその制御も自動です、単に集熱パネルの温度が何度以上になったら作動するとかではなく、集熱パネルの温度と貯水タンク内水温の差が設定温度以上になった時に作動します。つまりタンク内の湯温が上がっているのに曇ってきてパネル温度が下がってもタンク内の湯を冷ますようなことなく温度を上げる時にだけ作動させるのです。
さらに夏場等で貯水タンク内の温度が90度以上にもなった場合には減圧弁から高圧になった分が抜けて抜けた分だけ冷水が注入されタンク内の温度が上昇しすぎないようにもなっています。
私の家は上図のボイラーではなく、直圧式の栓熱回収ガスボイラー(エコジョーズ)を補助ボイラーとして組み込んでいます。
という話ですが、実際使ってみないとピンと来ません。

太陽熱温水器の貯湯タンク

2015/06/13 - エネルギー


太陽熱パネルで集熱した熱は不凍液を通して室内の貯湯タンクで水と熱交換をしてタンクの水をお湯に変えるシステムなので冬季でも稼働できます。200L程のタンクに熱を蓄える訳です、電気温水器は夜間に熱を蓄えますが太陽熱はもちろん昼間です、貯湯タンク自体は同じですが環境への負荷は全く逆になります。
銀色の太いダクトは熱交換換気装置のものです、エネルギー効率を大きく改善する器機類は室内のスペースも多少必要となようです、物置の収納力が犠牲になりますがその辺の状況を確認することも試験導入の目的です。
設備工事も手探りなので稼働は伸びて来週になりそうです。

太陽熱温水器

2015/06/06 - エネルギー


太陽の熱を利用した温水器を自宅に取り付けています。
太陽光発電はエネルギー効率がそれほど良くなく初期費用も高額になりますが太陽熱を直接利用する太陽熱温水器は効率もよく初期費用もあまり高額にはなりません。
北海道の住宅でのエネルギー使用量は従来暖房が大きなウエイトを占めていましたが300mm断熱等の超高断熱高気密住宅では年間暖房エネルギーは給湯のエネルギー同等かそれ以下にまで下げることができるようになっていますし、薪ストーブやペレットストーブを使えば化石燃料ゼロでの暖房もたやすくできています。実は今もっとも削減しなければならないエネルギーは給湯なのです。
今回設置した太陽熱温水器は年間給湯エネルギーを半減させられる予想です、ですが北海道での設置実績はまだ数件程なのでまずは自分で試してみて良いようであれば皆さんにご提案していこうと考えています。
稼働は来週になると思いますが随時状況をご報告いたします。

太陽熱活用実証住宅セミナー

2015/04/20 - エネルギー


札幌で太陽熱活用の実証実験住宅を見てこれからそのセミナーを受講します。

太陽熱を集熱器で集め暖房と給湯に利用した実験住宅の話なのでこれから当社でも実験をする太陽熱温水利用のヒントがあるはずです。