間仕切りの引き戸は吊戸式です。壁に吊戸のレールを固定するための鴨居を取り付けてから掘りこんだ溝にアルミ製のレールをはめ込みます。場所によって高さを変えたり２連式にしたりとそれぞれの場所に応じて適切な鴨居をつけています。

２階のトイレと予備室を仕切る壁はそれぞれの側から収納になるように上下で区切ります。

ササラでセメントと砂を混ぜたものを壁に掃きつけるモルタル仕上げです。昭和３０～４０年代によく行われていた方法です。今回は白の色粉を混ぜこみ少し明るめの色に仕上がるようにしました。

どうしてもモルタルの壁にはヒビ割れが起こりますが、それを最小減のするためにいろいろな工夫を凝らします、このメジもそのためです。ひとつの面積を小さくしてモルタルや家自体の伸縮の影響を小さくするのと、窓の周りは壁が細くなり面としての弱点となるので縁を切っておく必要があります。

各部屋に新鮮な外気を導入する換気孔を設けます。あらかじめ通しておいた樹脂製の筒の長さを外壁の面で切ってステンレス製のキャップをかぶせます。計画的に数箇所排気孔も室内に設けます、それはダクトで集中換気機械に導いて１か所から排気します。