釘を打った上に防水と接着の役割を持つアスファルトセメントを一つ一つ塗っていきます。
屋根葺きは地道な作業の連続です。

アスファルトシングル屋根の場合、防水紙を２重に貼ります、シワにならないようにきちんと貼るにはちょっとしたコツが必要です、それよりも３０度の傾斜の屋根の上で冷静にきちんと仕事をこなすには大変神経をすり減らしますが建て主さんも（赤い服）もしっかり戦力として活躍してくれるのでこの先自力でこなす作業も安心です。

気がかりではあったのですが事情があってしばらく現場に行けず久々に行ってみたら無事立派に形になっていてとても安心しました。今日から屋根貼り作業も始まります。

2階床組を縦方向と横方向で高さを半分ずらしてお互いをしっかりと組み込ませて接続するワタリアゴ工法は伝統的な在来工法ですが今ではほとんど見られません。組んでみてその丈夫さに驚きました、普通はこの段階での骨組みはふらふらと動くのですが仮筋交いも付けていないのにしっかりとしていてビクともしません、
建て主さんの情熱のこもった設計に脱帽です。

東川町でネイチャーガイドをしている知り合いが１０年ほど前にセルフビルドで家を建て始めたのですが事情があって基礎工事のまま放置していました。それを再開することができてそのお手伝いをさせていただいています。山田大工さんに入ってもらいまずは手掘りで作った自慢の基礎に墨を打って土台敷きこみからの始まりです。