燃やす3 電気

2008/01/03 - エネルギー


オール電化住宅のようにすべての熱源を電気にすると、各家庭ではは排ガスどころかCO2もまったく出さないので大変クリーンなエネルギーに感じると思います。
しかし、日本での発電は65%が化石燃料を燃やす火力発電(特にCO2排出の多い石炭が中心)次に25%で原子力、水力や地熱、風力などの自然エネルギー由来の発電は10%ほどです。つまり電気を使うことは化石燃料を燃やすことと同じなのです。発電ロスや送電ロスも考えればエネルギー効率は35%ほど。高能率ボイラーならば95%なのでその差は歴然です。電気での暖房や給湯は灯油やガスを各家庭で燃やす何倍ものCO2を排出していることを知って下さい。知っていてオール電化を選択するのとクリーンだと勘違いして選択するのは大きな違いです。
今の日本では風力やソーラー発電を選択するには膨大な費用がかさみ現実的ではありません。しかし近い将来には欧州のようにもっと普及するシステムが出来ることを信じています。
自然エネルギーが中心の電気によるオール電化住宅ならば理想的です。

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