広葉樹も

2011/03/29 - 藤井工務店のシゴト


道産の針葉樹である唐松やトドマツの活用は進んでいますが、広葉樹である白樺やシナの木の利用は限られていて特に白樺は製紙用のチップぐらいにしかなっていませんでしたが、芦別にある工場で白樺合板やシナ合板をつくっています。いわゆるランバー合板でもなく、芯まで全部シナや白樺を使って木口(切り口)もきれいな高級内装材に使われるものです。もちろん針葉樹を使った構造用合板とは全く用途の違うものです。
値段の問題もあるのですぐには使えないかもしれませんが地場産材料の活用になるので興味深い製品です。40年前の10分の1以下になってしまった北海道の製材工場、ここの工場もそうですが生き残っている所は何か独自性があります、そんな逞しいバイタリティーのある人達と関わって行きたいと思います、今回は唐松の構造材の乾燥の打ち合わせのためにこの芦別の工場にいってきたのです、乾燥技術も独自のノウハウを持っていて試して見たいのです。

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