木造建築物の挑戦

2012/09/18 - 藤井工務店のシゴト


バスに乗って着いたところはミュンヘン工科大学でした、直ぐに講義が始まり、木造建築物での高層ビル建築の可能性も含め如何にしてCO2を建築物として固定化するかの重要性とその為の技術的要素を学びました。
今のところ9階建てのビルまで建築実績があるそうです、理論的には20階建ての設計まで完了しているとのことです。

午後からブロック造の古い集合住宅の外皮を木造で覆う断熱改修再開発プロジェクトの講義です、99%が改修工事で新築は1%の需要でしかないので如何にしてブロックやコンクリートで作られた建物に木材を取り入れ、更に断熱性能を向上させて1次エネルギーの消費を抑え国民の決めた脱原発を推進するかがドイツの進む道でありfukusimaを経験した日本でも同じ道を進み世界の先駆けになろうと励ましてもらいました。

3時過ぎにやっと現場に案内してもらい奥の改修前建築手前の改修後建築物を見ました、理論と工法には共感をもちましたがデザインは改修前の伝統的な形が私は好感をもちました、ヨーロッパデザインは先進的でそれが皆に理解されるのでにはもう少し時間がかかるのかもしれません。

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