2014年サッシ結露実験1

2014/01/18 - 藤井工務店のシゴト


昨年のサッシ結露実験に続き今年も実験を行いました。
2014年は
・スウェデーン製木製サッシ(トリプルガラス 4-16-4-16-4 アルゴンガス 1面LO-E アルミスペーサー)
・国産樹脂サッシ1 YKK (トリプルガラス 3-0.5-3-16-3 真空ガラス 樹脂スペーサー)
・国産樹脂サッシ2 YKK (ペアガラス  3-16-3  アルゴンガス 樹脂スペーサー) 当社標準仕様
以上の3窓です。
1月17日 6時 外気温-23℃ 室温17度(夜間暖房停止 朝暖房始動前)
結果は国産サッシ1(真空ガラス)が最も結露が少なく優秀でした、しかし窓の設置位置が高く再実験の必要があります。
2番目に良かったのは国産サッシ2(ペアガラス)です、結露量は多いのですが凍結には至らず樹脂サッシ水受けに結露水がたまるほどではありません。
3番目はスウェーデン製木製サッシ(トリプルガラス)です、意外に感じましたが、ガラス間に空間を作る為のスペーサーがアルミ製であったことから疑念は抱いていました、ガラス縁は凍結し結露量は国産2と同等程度です、しかし木製サッシは水の影響でカビ等の影響を受ける為、樹脂サッシ以上に結露水は少ないことが求められます。
今回の結果はスウェーデン製木製サッシが悪い結果ではありましたが、これはガラスの選択が悪かったということでありスウェーデン製品が悪いということではありません。窓ガラスには断熱性能とともに日光の温かな日差しを部屋に導きこむ性能も求められます、その為に3枚あるガラスのうちの1枚だけがLOーEガラスのものを選んで購入しました、実はまさかアルミセペーサーが使われているとは思いもよらず確認を怠ったことが災いしました。2枚LO-Eガラスの製品は樹脂スペサーのようなのですが日射熱取得率が低く採用したくないのです、近いうちに樹脂スペーサーで日射取得率の高い木製サッシを探し再実験をしたいとおもいますが手頃な値段の製品で探すことも重要なのですぐに見つかるかどうかはわかりません。

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