軒天(ノキテン)屋根通気も考えて

2019/04/06 - 東川 大改装の家

軒先の天井を軒天といいます、この部分は近隣からの火事の際に一番燃え移り安い部分なので防火素材のスレート板を使います。

スレート板には穴あきと平(ひら)という穴の無いものがあり、屋根通気の吸気となる屋根の低い部分(桁側)から外気を入れて屋根の一番高い部分(棟)を排気とするように計画します。屋根の頂上からも排気部材を設けていますが雪が積もると機能しないのでその補助経路として軒天のに空気横にも流れる仕組みを作り棟部からも排気できるようにします。

屋根の通気は断熱してもわずかに伝わる熱を外気を通すことで完全に熱的つながりをカットして、積雪期にはスガモリ雨漏りを防ぎ、夏場は灼熱の屋根の熱を防ぐ大切な働きを担います。

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