燃やす2 化石燃料

2008/01/02 - エネルギー


化石燃料を大量に燃やすことで今日の地球温暖化が問題になったことは紛れもない事実ですが、これからもまだしばらくは化石燃料に頼らざるをえないのも事実です。
ですが、燃料の種類やボイラーなどによって20~40%もCO2を抑えることが出来るのです。
都市ガスが整備されている地域では、後2~3年以内にほぼ天然ガスに切り替わリます。天然ガスは主に苫小牧地区で産出される地元の燃料です。輸送のためのCO2も少なく、燃焼時のCO2も灯油に比べて20%も少なくて済みます。さらに高能率ボイラーを使うことでさらに15%も削減できます。設備設置費用やランニングコストも灯油以下ですので現時点は最も現実的な環境考慮型燃料といえます。
灯油でも、貯湯式のボイラーよりも直圧式の給湯ボイラーのほうが効率がいいし、さらに排ガスによるプレヒートを行う暖房給湯一体型の高能率ボイラーを選択することで環境に配慮することが出来るのです。

燃やす1 薪ストーブ

2007/12/31 - エネルギー


何を熱源にするかで同じ熱量を確保するにしても、CO2の排出量は大きく違ってきます。
まずは、費用対効果の最も優れたバイオマス燃料、特に薪について考えます。
薪ストーブの炎は見ているだけでもとても暖かく、実際にその温かみは数字以上のものがあると感じます。しかし、どの家庭でも導入できるものではありません、薪の確保、保管、毎日の補充、ストーブの管理、そして煙突の清掃や灰の処理など大変な手間がかかります。あくまでも薪ストーブが好きで趣味として楽しく作業が出来るぐらいでなければ難しい物です。たとえペレットストーブにしてもそうです。
でもその手間に見合うだけの効果は返してくれます。今はおそらく1%ほどの住宅にしか設置されていないでしょうが、10%になればずいぶんと効いてくると思います。
なにも薪ストーブだけに頼らなくても、灯油ストーブと薪ストーブの併用でもいいと思います。
建築としては、今時点では薪ストーブの導入に踏み切れない方の家にも、壁や屋根に煙突を設置する下地(めがね石など)を仕込んでおくことで無理せずに、出来る範囲で薪ストーブにチャレンジしてもらう環境をととのへていきたいと考えています。

照明の選択

2007/12/29 - エネルギー


年末年始特集としてしばらく、地球環境のことを考慮したこれからの我々の暮らし方についてご提案させていただこうと思います。もちろん建築の配慮によって達成できることと、住む人の暮らし方によって出来ることは違いがありますがその両方が伴って初めて大きな結果になると考えています。
 照明の選択
24時間煌々と明るいコンビニエンスストアーのような照明は家庭には必要ありません。
必要なときに、必要なところだけ、照らせばいいのではないでしょうか、それも消費電力の少ない蛍光灯で。分かってはいますがつい部屋全体を明るくしてしまいがちです。もちろん建築としても大きな照明器具をリビング中央にひとつだけ設置するのではなく、スポット的に小さな照明を複数設置する配慮も必要なのかもしれません。

環境のことを考えた生き方

2007/01/04 - エネルギー


地球環境を守り残して行くために意識的に行動することがとても大切だと思います。
それぞれの人ができることは限られていますが、家を建てそこで暮らして行くことは大きく環境、特に二酸化炭素排出量に影響することです。
ちょっとした気遣いをすれば我慢することなく快適に、二酸化炭素排出の少ない暮らしができます。そのお手伝いをさせていただきたいのです。
単に断熱性能を上げると言うだけでなく、いろいろな要素を考えて、それぞれの家庭に合った家を皆さんと一緒に考えて建てていきたいと思います。
何もしなければ地球は確実に温暖化して行くでしょう、できることからはじめないと