耐震強度を高めるOSB合板は構造用の太めの釘を１００ｍｍ間隔で打ち付けることで壁面を一体の面として強度を保ちます。

そんなに打たなくたっていいでしょうってぐらい沢山釘を打つのはその為です。

外壁を剥がし終わり耐震補強をします。

まずは筋交いと柱と土台を専用の金物で強固に固定します、２０年前にもこのような金物はありましたがお恥ずかしいことに私が修行した工務店では取り付けていなく私も知りませんでした。勿論私が独立して建てさせていただいたお宅には取り付けています。

少なくても20年前には耐震金物が付いていない家が相当数あり３０年前の家では殆どついていないのが問題です。

更にOSB合板で外壁面全体を固定します、この筋交いと合板（面材）での固定が現在の耐震化の要です。

20年前に張った外壁の唐松板です、新築当時に塗装したままその後は塗り替えしていませんが、全く腐っても傷んでいません。勿体ないのですが剥がす際に割れたり傷ついたりするのでこの板は薪に活用して新たな唐松板を張りなおすことにします。

私の自宅は会社創業前の冬場仕事無い季節に3年間かけて自作した家です、その当時勤めていた工務店の施工技術で建てたので今のような耐震性能はありませんし、断熱性能には気を使いましたが、それでもたった壁１５０ｍｍ断熱です。

そこで屋外からのできる耐震断熱補強のモデル工事として西側の1面と少し工事をすることにしました。

2週間程でできる範囲をまずはやってみます。

2日めは実際のゼロエネルギー住宅視察とセミナーです。

屋根だけでなく壁にも太陽光発電パネルを取り付けたり、電気自動車と電気のやり取りをしていたりと、これから取り組んでいく可能性のある事を見て当社での扱いを考えます。

セミナーでは道内の先進ビルダーさんの生の話しもきけました。