一人前になるまでに少なくとも10年。熟練工と呼ばれるには20年ほどかかるという左官業。外壁には塗り壁、内装にも塗り壁やテラコッタタイルなど、自然素材を使用する藤井工務店の家づくりには、腕利きの左官職人たちが揃います。求められる技術の高さはもちろんのこと、仕上げの美しさ、丁寧な仕事ぶりなど、私たちの家づくりに欠かせないチーム・ヤマザキ左官の皆さんを紹介します。

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本来の職能が発揮できる現場
外壁にサイディングが使われることの多い最近の住宅で左官と言えば、壁よりも基礎や外構部分での仕事が中心です。その中で藤井工務店では、内外装に塗り壁を採用することが多いため、左官本来の技術が生かせる現場となっています。
例えば「はきつけ」という仕上げは、一度通常通りに平面にコテでモルタルを塗った上から、ササラと呼ばれる竹箒のようなもので水分を少なめにしたモルタルを掃きつける工法。職人さん曰く、昔ながらの工法で、ひび割れが入りにくく目立たなくて良いそうです。

臨機応変にこなす熟練の仕事ぶり

臨機応変にこなす熟練の仕事ぶり
本来の職能が発揮できる現場
昔ながらの左官技術が必要となってくる藤井工務店の現場で、左官の伝統的な工法を今に合うように変えたりする臨機応変な仕事ぶりに、私たちも信頼して仕事をお任せしています。

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-小林さんからのコメント-
お付き合いをはじめた当初は、今時の工務店にしては変わったことをやるなーと思ってました(笑)。左官業を40年以上やっていますが、左官職人は育つまでに10年以上かかります。今は若い職人もどんどん減っているから、こういう手間をかけて丁寧にやる現場がないと経験が積めないんです。

ヤマザキ左官・小林正さん
ヤマザキ左官・小林正さん

ヤマザキ左官・萩生田輝憲さん
ヤマザキ左官・萩生田輝憲さん

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外壁の下地にモルタルを薄く均等に塗り、その上から硬さの異なるモルタルを文字通り掃きつける。

外壁の下地にモルタルを薄く均等に塗り、その上から硬さの異なるモルタルを文字通り掃きつける「はきつけ」仕上げは熟練の技。

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