「ワンフロアで完結できる平屋で暮らしたい」というOさんの希望を叶えた、大きな三角屋根を持つほぼ平屋の家です。高い住宅性能をベースに、大きな屋根に太陽光発電パネルをたっぷりと搭載した、藤井工務店の標準である自然素材を生かしたZEH住宅となっています。
Oさん宅のLDKは、ゆったりとした広さと高い吹き抜けからなる圧倒的な大空間。赤い薪ストーブとその下に敷かれた藤井工務店では初採用となる札幌軟石が目を引きます。大きな屋根がかかる広いウッドデッキ、梁や柱を見下ろす贅沢な光景を楽しめるロフトのような2階、天井の高さを抑えた印象的な廊下など魅力がたくさんです。また、農業を営むOさん宅は、プライベート用と農作業用に出入り口を分離することで、「働く」と「暮らす」をうまく両立させています。
Oさんからのコメント
農業は自然を相手にする仕事です。自然環境に負荷を与えない自然エネルギーへの意識は、家づくりを検討し、工務店巡りをする中で徐々に高まっていきました。藤井工務店は、住宅雑誌で見て以来気になっていた会社でした。木の家に住みたい、ZEHにしたい、薪ストーブにしたい、という自分の希望を整理していくと、藤井工務店以外考えられませんでした。
初めて迎えた去年の冬は、薪ストーブだけで十分暖かく、想像以上の快適さでした。環境面から希望していたZEHは、売電で光熱費の収支がプラスになるなど経済面でも嬉しいことばかり。名古屋モザイクや札幌軟石など、私たちが希望する素材にも相談にのってくれて、とても楽しい家づくりでした。私たちの理想を思い切り詰め込んだ家が完成しました。
広いウッドデッキにも大きな屋根がかかっているOさん宅。右が農業用、左がプライベート用と入り口を公私で振り分けている。「同じく藤井工務店で家を建てた農家仲間の家も参考にしました」とOさん。木製扉はカラマツ縦張りで外観のアクセントに
農業用とプライベート用の玄関は収納を設けた土間でつながる
農作業の汚れを室内になるべく室内に持ち込まないよう配慮した農業用玄関の土間空間
赤いストーブと札幌軟石は、無垢材に包まれた空間の中で存在感を発揮。キッチンカウンターに設けたリビング収納には子どものおもちゃがずらりと並ぶ。「子どもの成長に伴って、並ぶアイテムも変化していくのが楽しいです」と奥さん
大きな開口から見る緑が、リビングをより一層豊かなものにする
窓からの光に向かって進む廊下はその先に何があるのかと胸が高鳴る
ロフトのような2階部分は、子どもの遊び場、客間、Oさんのくつろぎの場など、フリースペースとして活用中
交差する梁や柱の下に広がるLDK。2階から見下ろすこの景色は圧巻
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