ハワイやスウェーデン、イギリスなど、海外の生活も長かったOさん。10歳までは祖父母とともに北海道・札幌で暮らしていました。「いつか子ども時代を過ごした故郷に戻り、菜園づくりや山菜採り、ゴルフなど、自然を楽しみながら暮らしたい」と願っていました。
東川町の田園風景の美しさや充実した移住者支援策、ニュータウンの生活環境や利便性などに惹かれ、土地の購入をすぐに決断しました。そして2016年5月、東川町に家を建て東京から移住しました。
Oさんは、東川町で藤井工務店のオープンハウスを見学したとき、木の梁が見えて、暖かい雰囲気の家で、ひと目みて「あっ!これでいい」と確信したといいます。家を建てるなら、既製品や工場生産品中心の家より、大工さんの心がこもった家が良いなと興味を持つようになりました。そして、「応対してくれた藤井さんが営業トークをほとんどしない、聞かれたことを控えめに話す感じも、ハウスメーカーの営業攻勢に疲れていた私としては好印象でした」と振り返ります。
東川の豊かな自然だけでなく、若い夫婦が自然の中でのびのびと子育てしている様子、町による高齢者宅の除雪支援、買い物に困らない利便性、美味しい飲食店、自宅も冬場は暖かく、光熱費も予想より安い。そして好きな美術品に囲まれる生活にとても満足しているというOさん。「私にとって東川町が一番大切な、理想の故郷になる気がしています」と話してくれました。
リビングはナラ無垢フローリングや珪藻土の塗り壁、木の柱・梁など、自然素材中心の優しい風合い
和室の床柱は、叔母が住んでいた家の解体時に譲り受けたもの
Miele(ミーレ)の食器洗浄機は容量が多く、ドアが全開になるため使いやすい。ヨーロッパの電化製品は寸法が規格化されているため交換しやすいのもメリット
ゴルフバッグを入れる収納は玄関近くに設置。野菜などを保管できる食品庫や菜園用の道具などをしまう物置もある
階段の手すりもお気に入り。「大手ハウスメーカーのモデルハウスで見た手すりは既製品で、見た目も感触も残念だが、この手すりは木の感触が良くていつも嬉しくなる」とのこと
毎朝、ベッドから遠くの山々や眼下に広がる田園風景を眺め、鳥やキタキツネをみかけることも。稲穂の揺れる様子や紅葉や雪景色も楽しむ。寝室には友人たちが「もうひと部屋つくれるんじゃない?」と驚くほど大きなウォークインクローゼットも
トイレは、もし車椅子生活になっても利用しやすいように配慮
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