けなげな石の家

2008/08/05 - 大工が見たスウェーデン


雪も雨もたくさん降る国で、美しいい三角屋根の街並みを保つには、雨樋は必要不可欠なものなのでしょう。狭い路地では雨樋が通行の妨げにならないように、地面から2mぐらいの高さまで、建物に食い込ませていました。時代の要請に応じて石の家は削られたりえぐられて雨樋やエアコンの室外機をけなげに飲み込んでいました。

町並み 郊外

2008/08/04 - 大工が見たスウェーデン


首都ストックホルム近郊の住宅街です。
各家々は好きな色のペンキを塗っていながら、街並みは美しく保たれています。
日本のペンキでこんなことをしたら大変なことになってしまうでしょう。欧米のペンキ色の配合は適度にくすんでいるように思います。それに本物の木板の壁に塗るので素材感があって美しく感じるのでしょう。家の形は屋根の勾配や向きが一定できちんとまとまっています、建売の企画住宅ではなく、それぞれが個性のある注文住宅のようです。ある程度の型の中で自分の個性を出す絶妙なバランスが保たれているのでしょう。

町並み 都市部

2008/08/03 - 大工が見たスウェーデン


私が見たスウェーデンの様子を今日から数回に分けてご紹介します。
いわゆる観光地の景観が美しい街は日本にもたくさんありますが、一般の住宅街を見たくて歩き回りました。
この場所は、都市部の割と古い地区です。石畳がいまだに敷かれていること驚きました。マンホールがあるということは、下水道があるということ、つまり一度石畳を取り除き下水道工事をしてまた元に戻したのでしょう。
アスファルトに比べ歩きにくい石畳を積極的に守っているのは、街の景観を大切に思うスウェーデンの人達にとっては当たり前のことのようです。