住宅のゼロエネルギー化を進めていますが家庭から出るCO2は自動車からの分も多いのでエコカーと言われる車をいろいろ乗ってみての体験談をまとめてみます。
①ハイブリッド車 トヨタプリウス
2013年妻の車として購入、今は大学生の娘の車として使用。
10万キロオーバーの走行をしていますが特段の故障もなく快適に走れています。
燃費は20Km/ℓ 以上は年間を通じて走れるのでとても燃費の良いガソリン車です。
ただガソリンを入れないことにはまったく走れないので、省CO2には貢献しますが脱CO2にはなりません、快適で1回の給油で1000km近く走行できる利便な車ではあります。
②クリーンディーゼル車 マツダアテンザ
2014年私の車として購入 、新規車を購入したので近く下取りに出します。
22万キロ走行してもエンジンは調子よく、ディーゼル車ならではの力強さのおかげでトレーラーを引いて沢山の荷物も楽々運べます。
燃費は初めのころは18km/ℓほどでしたが走行10万kmを超えたころから15km/ℓ程に落ちてきました、それでもガソリンに比べ軽油は20円/ℓ程安いのでハイブリッド車並みの経済性があります。ここでいうエコはエコロジーではなくエコノミーといった印象の車です。
③EV 電気自動車 日産リーフ
2020年に2018年製車を妻の車として購入
40KWHの蓄電池の車で1回の充電で280KM程の走行が可能ですが蓄電池は完全に使い切ると劣化するので20%程を残しておく必要があり、実用的には200kmほどの走行距離になります。長距離の移動には充電スポットを探して計画的な途中充電が必要で、現状の充電設備の普及状態では多少使いにくい車ですが、普段使いでは全く支障はなく数日おきに自宅で充電するだけでまったくガソリンスタンドに行かなくてよい利便性と圧倒的に静かで滑な走行性能はとても魅力的です。
自宅の屋根に設置した太陽光発電パネルで出来た電気を充電でき、夜間の充電でも100%再生可能由来の電気契約なので脱CO2を達成することができる車です。
④プラグインハイブリッド車 トヨタプリウスPHV
2021年に2017年製車を私の車として購入
EVでは長距離走行やトレーラーを引くような負荷のかかる走行は無理がありそうなので選択した車で、まだ200kmほど走っただけです。
プラグインハイブリッド車とはEVとして走行できる小さめの蓄電池(プリウスPHVの場合8KWHぐらい)を載せたハイブリッド車です、EV走行は50km弱できるので普段の生活ではガソリンエンジンを始動することなく過ごせます、蓄電池が切れると自動的にガソリンエンジンが始動してハイブリッド車として走行できるので使い勝手は大変良い車です。
走行後に毎日自宅で充電すれば限りなくゼロに近いCO2排出の暮らしができます。
本当は今回もEV車を検討していましたが、現在の北海道の充電設備普及状態と私の車の使い方ではEVにするには制約が多く断念しプラグインハイブリッド車という選択をしました。
多くのお宅でもそうかもしれませんが、2台ある車のうち1台をEVにすることをお勧めします、EVもプラグインハイブリッドも高額な車ですので私は中古車を選択しました。蓄電池の寿命などこれから検証していくべきこともありますが、ハイブリッド車のプリウスは2台乗り15年以上使いましたが蓄電池の劣化による支障は特に感じたことがないのでそれほど心配はしてません。
子供たちに健全な地球環境を引き継ぐ為にはどうするべきかを考えて、これからも暮らし方の選択をしていくつもりです。