燃やす1 薪ストーブ

2007/12/31 - エネルギー


何を熱源にするかで同じ熱量を確保するにしても、CO2の排出量は大きく違ってきます。
まずは、費用対効果の最も優れたバイオマス燃料、特に薪について考えます。
薪ストーブの炎は見ているだけでもとても暖かく、実際にその温かみは数字以上のものがあると感じます。しかし、どの家庭でも導入できるものではありません、薪の確保、保管、毎日の補充、ストーブの管理、そして煙突の清掃や灰の処理など大変な手間がかかります。あくまでも薪ストーブが好きで趣味として楽しく作業が出来るぐらいでなければ難しい物です。たとえペレットストーブにしてもそうです。
でもその手間に見合うだけの効果は返してくれます。今はおそらく1%ほどの住宅にしか設置されていないでしょうが、10%になればずいぶんと効いてくると思います。
なにも薪ストーブだけに頼らなくても、灯油ストーブと薪ストーブの併用でもいいと思います。
建築としては、今時点では薪ストーブの導入に踏み切れない方の家にも、壁や屋根に煙突を設置する下地(めがね石など)を仕込んでおくことで無理せずに、出来る範囲で薪ストーブにチャレンジしてもらう環境をととのへていきたいと考えています。

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