気密測定

2015/05/28 - 神楽の家


すべての新築住宅は気密測定をしてお引き渡しをします。目に見えない施工の精度が数字で表れるもなので緊張します。
 今回も0.3c㎡/㎡ という超高性能でした。なにが0.3かと言いますと。床面積1㎡あたりの壁や天井、床等外気に接す部分の隙間の量です、延べ床面積が110㎡程なのですべての隙間の総量は30c㎡程 つまり名刺大の3/5程です、釘穴や電線や設備配管の出入りの周辺など無数の隙間の原因になる部分が住宅には存在しますがそれらすべての施工精度が現れるわけです。
 何故、気密性能が高いほうがよいかと言いますと、換気の効率が良くなるからです、熱交換換気をすることで冬場の暖房エネルギーを大きく下げることができますが隙間が大きいと特に冬場室内と屋外の気温差が大きい時には気密性能が1c㎡/㎡程の高気密住宅でも半分の空気が隙間から入り込む冷たい空気と言われています。それを少しでも少なくして暖かさを高めると共に省エネルギーの家とする目的でより高い気密性能を求める理由です。単に断熱材の厚さを厚くするだけではエネルギーは削減できないのです。
完成見学会は明後日の土曜日10時から17時です。
気密性能は目には見えませんが300mm断熱の壁や3重ガラス窓は実際にご覧いただけます。
もちろん藤井工務店の自然素材住宅なので気持ちのよい空間を体感いただけるはずです。

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