気密シート

2015/06/04 - 東川グリーンヴィレッジの家


外壁下地合板の上に防湿気密シートを家を包み込むように張ります。
でもこれは基本的な寒冷地住宅施工方法ではありません、気密防湿層は屋内側に施工するのが原則です、その理由は断熱層の内側であれば表面温度が室温に近く湿気が露点温度以下にならず結露の心配がないからです。それなのに屋外側で気密防湿シートを張るのには標準的な断熱ではないからです、屋外側に200mmもの付加断熱をし躯体に100mmの断熱です、その100mm断熱の外側ではありますが200mm断熱の内側なので全体の断熱層の2/3が断熱されていることになり露点温度以下になることはないからです。
躯体外側で気密シートを張ることで従来は梁や桁等の構造木材をその都度切り込んで気密テープで補修していましたがその必要が少なく気密性能がUPする利点もあります。
300壁断熱の家はその断熱性能だけでなく気密性能も上がるとう事です。

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