太陽エネルギーで自動車も

2020/05/18 - エネルギー

2年半前に電気自動車の試乗をした時のブログを覚えていますか?

電気自動車の試乗

最近になって中古車市場にも豊富に電気自動車が出てきたのを機に2018年製の中古日産リーフを新車の半値程で購入しました。

晴れた日を選んで充電するようにしているのでほぼ自宅でできた太陽エネルギーで車を走らせることができます。

充電設備を車庫に設置する費用は思っていたより安く5万円程ででき、しかも太陽光発電が稼働しているときには自家消費優先ということで自動的に太陽のエネルギーで電気自動車に200Vで充電できます。

毎時3Kwhの電力量が電気自動車に充電されるので晴れた日であればリーフの蓄電池容量の半分程度の充電が太陽エネルギーのみで可能です。

夕方や曇りになって太陽光発電の稼働が落ちてきてもそのまま北電からの給電に切り替わり充電は継続できますが、私はプラグを抜いて太陽光発電だけの電気で充電することにしています。

ではコストのお話です。

実際に電気自動車で走ってみて1Kwhの電気で6~7Km走行できることが実証できました、1時間の充電(3Kwh)で20Km程走れる計算です、お金に換算すれば北海道電力から通常の購入電気であれば100円程ですし、2020年度から契約の太陽光発電売電金額に換算すれば63円、10年の固定買取制度終了後の太陽光発電の売電価格ならば30円程です。プリウスの実燃費が1Lのガソリンで20km程ですので電気自動車の3Kwhの電気はプリウスのガソリン1Lに相当します。

ということは普通に北電から買った電気でもガソリン購入とほぼ同額、太陽光発電からならば半分や1/3程度の金額で充電できるということです。

ただし、太陽光発電の余剰買取価格を40円とか38円で買い取ってもらう契約(電力購入価格よりも高い売電価格)をされている方は夜に充電した方がお得になります。

私の自宅はまだ1年半ほど余剰電力の買取契約期間が残っていますが気持ちの問題で太陽光発電での充電を心がけています。

では太陽光発電で年間どの程度電気自動車への充電が可能かということです、ここからは聞いた話ですが、1KW(パネル3枚)で7000Km~10000Km走行できる電気を発電できるようです。当社では最近は8Kw~10Kw(パネル25~30枚)の太陽光発電容量での計画をするお宅が多いので、年間2万Km走っても太陽光発電容量の1/3程度ですので家庭で消費する給湯や電灯エネルギーも十分に賄えますし、暖房にもある程度活用できるので暖房に薪やペレットを併用すれば太陽光発電により自宅でエネルギーを創りだすことで家庭でのエネルギーと自家用車のエネルギーもほぼ賄えることになります。

北海道は太陽光発電に不利な地域と言われることもありますが、土地が比較的広く南側に大きな屋根を設けた家を設計し易い有利な地域ともいえます。

これからの時代にはエネルギー自給の家がより求められると思います。

 

 

 

 

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