換気について

2020/11/10 - 藤井工務店のシゴト

最近北海道での新型コロナウイルスの感染が急拡大して換気の話題が良くでます。

そこで当社の換気についてお話します。

寒冷地での換気は熱交換換気が必須だとの思いで当社ではすべてのお宅に第1種(吸気も排気も機械換気)熱交換換気装置を設置しています。

その理由は、換気とは室内から汚れた空気を出す分だけ外から新鮮な空気を入れることなので、換気をすればするほど外からの冷気が室内に入ってくることになり第3種換気(排気だけ機械換気 吸気は外気を直接入れる)であれば寒くて不快なので換気口を塞ぎ十分な換気ができなくなり室内空気が汚れ湿度が上がり結露もおきてカビも発生しさらに空気質が悪くなる悪循環に陥ります。

そこで室内からの暖かな排気空気と外の冷たい新鮮空気を隔壁を通して熱だけ交換させて吸気の温度を上げる熱交換換気であれば吸気の不快感を軽減してきちんと換気することができるようになるからです。

換気装置があってもそれをちゃんと稼働させなければ十分な換気はできません、その為の熱交換換気です。

もちろん吸気温度が高いので室温も下がりにくくなります、第3種換気装置だと室内の熱の30%以上もの熱を捨てていると言われますが熱交換換気であれば5%程しか捨てずに済むので光熱費を抑えることにもつながります。

熱交換換気(第1種換気装置)は吸気も排気も機械換気なので第3種換気装置に比べて換気装置を稼働させる消費電力は2倍になるデメリットがありますが、その電気は僅かなものでその数十倍の熱エネルギーを回収できます。

室内空気環境を良好に保ち、エネルギー消費を抑えることができる熱交換換気は寒冷地北海道では必須の換気だといえます。

 

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