和室の障子と襖は本来は枠を組むのではなく、柱の上下を鴨居（カモイ）と敷居（シキイ）でつなげて建具を滑らすのですが、今回は枠を組んで壁の間に組み込みます。溝の深いほうが鴨居で浅いほうが敷居です。

和室の窓側を縁側のように障子で区切ります。障子の上の部分の垂れ壁を作りました。構造材が見えるように造る壁を真壁（しんかべ）と言って和室での基本的な形状です。外壁面は気密、断熱のこともあり真壁にしずらいのですが、すこしでも取り入れたいと思います。

和室の天井も出来るだけ高くしたいので、梁はあえて見せることにしています。デザインとしてもそれが自然になるように壁、天井共に珪藻土仕上げにし、梁などの木材部分は天然オイル塗装にしようかと思います。

昨日組み立てをして、今日は入り口の枠組と、周辺の壁下地、配管などを行いました。
窓周りの処理はまだですが、内部はほぼ完成しています。

外壁のモルタルは下塗り、中塗り、仕上げの色モルタルと３回ぬります。まずは下塗りです、職人さん５～６人でテキパキとぬりあげていきました。モルタルにはヒビ止めの繊維としてワラを混ぜ込んでいます。よく見ると表面からもわかります。