夜からまたしても札幌で勉強です。北の民家の会主催で著名な木造構造設計者が講師でとても分かり易く解説いただき助かりました。
長期優良住宅の設計には今まで以上に耐震性を持たせる必要があるのですがこれまでは建築基準法の規定を守るということでよかったものがこれからは積極的に構造計算的視点で考えていくことの必要性とプレカット工場との連携をもって大工自らの加工や経験をさらに加えていくことの大切さを実感しました。どんどん工業生産品に流れていく住宅業界のなかで伝統工法の格好良さとその構造の確かさを科学的な裏付けをもってこれからもより取り組んでいきたいと思います。

屋内水道設備設備工事も始まりました。堅いタイルに穴を開けて給水排水管を通し床下で事前に設置していた配管に接続します。半分以上は床下での作業なので設置工事屋さんは気配はすれど姿がありません。

２日目は２会場に分かれて、パッシブシステム研究会や北の民家の会などの発表ありました。
自分の興味のある会場を渡り歩き、ずっと聞きたかったパッシブ換気の概要を知ることができ、北の民家の会の在来構造を生かしたいえ造りの話などとても勉強になりました。

アート21等の小規模グループが集まり国や大学、設計事務所 と工務店が連携してこれからさらに複雑化していく住宅施策に対して勉強していく会が新たに発足しました。その第１会目の会合が札幌で開かれました。

天井や壁の珪藻土塗りも着々と進んで、建具や梁にもオイルをたっぷりと染み込ませています。