バンクーバーにて

2014/01/29 - 藤井工務店のシゴト


今日はバンクーバーにて建築現場、完成住宅2軒、セミナー2回のスケジュールでした。
木造の大規模建築現場ではその理念に共感し、住宅価格の高騰とコンパクトシティー化を目指しての、スモールハウスでは、その合理的な考えを学びました。
最後に、実験的な取り組みとしてのゼロエネルギー住宅は、我らの取り組みに近い部分もあり興味深いものでした。

製材工場

2014/01/28 - 藤井工務店のシゴト




暗いうちにホテルを出て短尺物製材工場、合板工場、長尺物製材工場と1日かけて見ました。
木材の搬入は大型トレーラーが列をなして行い、コンピュータが瞬時に判断してどのように木材を製材するかを決め、100m程もある選別機が様々なサイズで製材した
木材を全自動選別し、乾燥し、分速700mという木材が飛ぶようなスピードで研磨してラッピングし、工場内に引き込まれた鉄道貨物で、港やアメリカにはこばれます。
広大な工場内には人は疎らで、環境の整った場所でオペレーターがPCの操作で制御し、一部検品に人手を使っているに過ぎない、この合理化がカナダ材の安さの秘密なのですね。
でも、何故日本でこれが出来ないのでしょう?
やはり国策の過ちなのでしょう。

手すり造作

2014/01/27 - 藤井工務店のシゴト


2階吹き抜けの手すり造作が引き続き進んでいます、安全性と美しさの両立に苦心しながらの作業です。

カナダ木材、住宅視察

2014/01/27 - 藤井工務店のシゴト


木材と、住宅事情視察でカナダに来ました。
バンクーバーから乗り継ぎ、ケローナという内陸部の街に到着です、明日から1週間カナダ事情をご紹介します。

2014年サッシ結露実験1

2014/01/18 - 藤井工務店のシゴト


昨年のサッシ結露実験に続き今年も実験を行いました。
2014年は
・スウェデーン製木製サッシ(トリプルガラス 4-16-4-16-4 アルゴンガス 1面LO-E アルミスペーサー)
・国産樹脂サッシ1 YKK (トリプルガラス 3-0.5-3-16-3 真空ガラス 樹脂スペーサー)
・国産樹脂サッシ2 YKK (ペアガラス  3-16-3  アルゴンガス 樹脂スペーサー) 当社標準仕様
以上の3窓です。
1月17日 6時 外気温-23℃ 室温17度(夜間暖房停止 朝暖房始動前)
結果は国産サッシ1(真空ガラス)が最も結露が少なく優秀でした、しかし窓の設置位置が高く再実験の必要があります。
2番目に良かったのは国産サッシ2(ペアガラス)です、結露量は多いのですが凍結には至らず樹脂サッシ水受けに結露水がたまるほどではありません。
3番目はスウェーデン製木製サッシ(トリプルガラス)です、意外に感じましたが、ガラス間に空間を作る為のスペーサーがアルミ製であったことから疑念は抱いていました、ガラス縁は凍結し結露量は国産2と同等程度です、しかし木製サッシは水の影響でカビ等の影響を受ける為、樹脂サッシ以上に結露水は少ないことが求められます。
今回の結果はスウェーデン製木製サッシが悪い結果ではありましたが、これはガラスの選択が悪かったということでありスウェーデン製品が悪いということではありません。窓ガラスには断熱性能とともに日光の温かな日差しを部屋に導きこむ性能も求められます、その為に3枚あるガラスのうちの1枚だけがLOーEガラスのものを選んで購入しました、実はまさかアルミセペーサーが使われているとは思いもよらず確認を怠ったことが災いしました。2枚LO-Eガラスの製品は樹脂スペサーのようなのですが日射熱取得率が低く採用したくないのです、近いうちに樹脂スペーサーで日射取得率の高い木製サッシを探し再実験をしたいとおもいますが手頃な値段の製品で探すことも重要なのですぐに見つかるかどうかはわかりません。