棚板は四角ばかりではありません、排水スペースのために角を囲った気密食品個の中の棚板はその形にあわせて作ります。
この気密食品庫は主に冬場に重宝します、高気密高断熱住宅は冬場どこでも温かいので野菜や保存食など、冷蔵庫に入れる程もないけれど冷暗所に置いておきたい物の置き場所に困るのです、そこでワザト外気を取り入れて冷やした空間を作り室内とは気密ドアで密閉します、断熱はちゃんとしてあるので凍る程には冷えないちょうど良い場所になります。

お風呂やレンジフード等換気ダクトが壁を貫通する箇所は沢山あります、どうせ換気して空気を出し入れするのだから気密は余り意味を持たないと思うかもしれませんがそうではありません、気密をしなければ何処からでも風が入ってきて止めたい時に止められず、決まったところから排気したくても空気の流れが一定せずにうまく排気も出来ないのです。きちんとした換気のためにも気密性能は必要なのです。

焼き魚の横に一寸添えると３倍は美味しそうに見える瑞々しいクマザサを生やしています。
こうして見ると景色としても美しいですね。

和室部分、大黒柱に付ける建具は和式の鴨居に溝を掘って釣り戸のレールを仕込ませます。単に建具が動けば良いというよりも木の美しさを味わうようなしつらえにしたいものです。
そのために、無節の無垢材を贅沢に使います、魚で言えば本マグロの大トロみたいなものです。

窓まわりの気密シートはきちんとテーピングする必要があります。
実際に窓周辺から冷気が侵入することもあれば、窓ガラスで冷やされた室内空気が降りてくることもありますが、前者の冷気の侵入は許されません。