上棟式の時に神主さんに書いていただいた家のお守りである御幣は壁の中に隠しておきました。通常は天井裏にお祭りするのですが、この家には天井裏がなくすべて屋根なりの天井になるからです。

１本づつはずして１ｍｍずつ切り詰めてまた組む。空しい作業ですが、ここでいい加減にやり過ごしてしまうとあとあとセルフビルドで家を作るお客さんに迷惑がかかってしまいます。

鉄筋もほぼ組みあがってきました。明日の検査の後すぐにベースコンクリートを流せるようにベース枠も同時進行で組みあげます。ベース枠の角は金型を作っておいて簡単に設置出来るようにしています、基礎屋さんも考えるものです。

床下に収納するために一部床が開けられるようにする丁番はミシン丁番の丈夫なものを使います。
ユニットバスも最近は浴槽と床などすべて別々の部材でできていて搬入も楽ですし、後々に交換などの際にも壁を壊すことなくユニットバスの内側からすべての部材を取り外すことができる設計になっています。

全長が合わない、悪いところでは１２ｍｍも伸びてしまっている。２～３ｍｍの違いはよくあることでその辺を何とか収めるのも大工の腕なのですがこんなに違っていてはどうすることもできません、プレカット工場の責任者に来てもらいましたが渋い顔をするばかり、結局組直すしかないようです。はずして各接合部分を１ｍｍずつ詰めてまた組む。何があるか分からない現場ですがこんなことは初めての経験です。