耐震等級2級

2009/08/14 - 藤井工務店のシゴト


国が補助金を出してその普及に努める長期優良住宅にはいろいろな基準が設定されていてそれをクリアした設計の住宅にのみ適応される仕組みです。その基準に耐震等級2級という数十年に1度想定される大地震や台風に耐える1.25倍の強度が求められ,1階床、2階床、2階天井と3層の強度が求めれれます、そのために写真のような屋根の勾配に沿った天井にするには斜めの火打ち梁という部材を今の数倍の本数設置することが必要になり、実際には現実的な話ではなく天井面を平らな合板ですべて覆うことが必要になります。その他の基準は十分にクリアできる性能を有しているのにですがその1点のために自由な空間構成を犠牲にすることに疑問を抱き今年は長期優良住宅の認定を見送りました。来年以降はもっと勉強をして耐震性能と自由空間の両立を果たせる設計を構築しようと今から準備しています。

窓周り気密テープ

2009/08/13 - 美馬牛の家


窓の周りの気密シート施工は重要です。4周全部気密テープで窓とシートを密着させます。
そこで困ることがあります、窓の下部分に窓台の板を接着剤を使って固定するのですが、シートは接着しにくいので一部分カッターで切りぬき接着剤をたっぷり塗りこんで窓台の板を乗せることでシートを接着材で穴埋めして窓台の板の固定もします。

建具吊りこみ部材加工

2009/08/12 - 美馬牛の家


建具は主に引き戸にします、吊戸ですので軽く動かすことができて床に溝もいらない利点がありますが吊る部分には強度が必要になります。そこでタモの無垢材を2枚貼り合わせて太い部材を作ります、そこにレールを仕込ませる溝を掘る加工をして壁に取り付けます。

下地を忍ばせる

2009/08/11 - 美馬牛の家


外壁に面する壁は断熱をしてきっちり気密のためのシートを張るので予め予想される下地を入れておきます。
まだすべての収納棚やカウンターの正確な寸法が決まっていないところもありますが広めに下地を忍ばせておいて後から気密層を壊さなくて済むようにしておきます。外気の導入換気孔も同様に設置しておきます。

外壁塗装

2009/08/10 - 美馬牛の家


外壁の唐松板を張った所から塗装をし、その上に細い唐松板を打ち付けて隙間を塞ぎます。上の板も打ちつけてから塗装することもあるのですが、そうすると板の収縮で後から塗装されていない部分が出てくることがあるので下板を塗ってから上板を打つようにしています。