壁の付加断熱はできていますが屋根面から熱が逃げていますのでまずは屋根タルキの間に１４０ｍｍ厚のｸﾞﾗｽｳｰﾙ断熱材を入れます。１枚入れてから電気配線をして２枚目を入れるのが理想的な工程ですが電気工事屋さの日程が遅れると大工工事にも影響が出てきます、チームワークが大切です。

屋根葺きは天気の良い日を見計らって作業しています。
この冬は荒天もありますが気温の高い日も多半分以上葺けました。

春になると北海道では玄関先等の雪が圧縮されて氷状になった層をを割って地面が見えるようにしますね、
今回のお宅は１階の床がコンクリート仕上げのままです、そこに建て方中に降った雪が積もり作業中何度も踏み固めて氷のようになってしまっています、まずはジェットヒーターで温めて春のようにして割って屋外に出します、全部融かしてしまっては水の排出も大変ですから。
通常のストーブでは歯が立たないので今だけ室内を良く換気して開放型の石油ジェットヒーターを使っています。

屋根の軒先の下面部分（ノキテン）に防火用ｽﾚｰﾄ板を張ります。
桁面（屋根の一番低い面）と棟近く（屋根の一番高い部分）は穴あきのｽﾚｰﾄ板を使い屋根通気層の空気の出入り口とします、高低差を利用して自然に外気は桁面から給気されて棟近くから排気される仕組みです。

サッシの取り付けです、トリプルガラスなるのでガラスの重量もかなりある為、サッシ枠だけ先に取り付けてから後でガラスをはめ込みます。