新住協の代表である室蘭工大の鎌田教授が今年で退官することから初めての大学での開催です、大講堂での講義はいつも以上にいいものです。Q1X（ほぼ無暖房）を実現するためのスキルである、サッシ、躯体断熱、基礎の形状と断熱、床下断熱など新たな知見もあり直ぐに現場に活かそうとおもいます。
そして北海道発の高気密高断熱住宅住宅がもはや全国の常識になりつつあることも本州の会員さんの真摯な姿に接することで強く感じます。
室蘭工業大学発祥のボルタも買ったし、学食のお蕎麦も意外にうまかったことも追記しておきます。

今年の新住協全国大会は鎌田教授のお膝元 室蘭です。
初日は会員の住宅視察、海を見渡せる絶好のロケーションを生かした設計を見て奮いたちました。
最近視察ばっかりじゃないかとお叱りを受けそうですが、ちゃんと仕事に活かしますのでお許しください。

アース２１にはくさびの会というそれぞれの会社の専務等経営者の右腕になる人たちの会があり本会とは別の活動をしています、今回旭川地区で例会があるということで施工住宅視察会に１時間ほどお邪魔させていただきました。大工さんは細部の納まりを、私は全体のデザイン性などを主に見せていただきました、やはり仲間の仕事を見て刺激を受けお互いの成長する努力が大切です。

我が家にホームステイしているベーラの派遣先団体AFSの日本からの留学生派遣説明会でベーラ達がスピーチしました。ウチの子供達にも何らの刺激になったようです。

関東住宅研修最終日の今日は東京の小金井市にある江戸東京たてもの園をじっくりと見学しました。
江戸から昭和にかけての農家や貴族、商店など３０軒以上もの実際の貴重な建物を移築した大きな公園の中にある博物館のような施設です。
どの家もとても興味深く大工さん達も細部までじっくりと見て回りそれぞれの時代や立場の人たちの生活やそれを作った当時の大工の仕事を想像しました。
アンテックではなく当時の最先端の贅を尽くした住宅はジブリアニメにでてきそうなものでしたし、商店や銭湯、も当時のままでとても懐かしい気持ちにもなるし今とは違う当時の建築の丁寧さやそれに携わった人たちの真剣さがつたわてきます。
今回の視察で私たちは、現代の住宅建築の主流であるプレハブ的な生産ではなくやっぱり手間暇をかけた家がこれからも必要とされるし、それを今以上に磨きをかけて仕事をしていくことが間違いではないと自信をもちました。