モルタル壁ができてきました、後は仕上げ材を塗るばかりです。その前にプライマーという、仕上げ材とモルタルとの接着をよくするための物をメジの間で丁寧に塗りこみます。

外壁になぜ唐松を使うかといえば、節抜けの少ないことや固くなり丈夫で長持ちなことや値段が安いなどの長所もありますが、ひび割れややソリが起きやすいい短所もあり、短所は施工法でリスクを抑える工夫はしていますが、いちばんの理由は地場産木材だからです。唐松は通常梱包資材として安く遠くの市場に運ばれていきます、それを建築資材として活用すれば高付加価値で取引しますので生産者にも消費者にもメリットが生まれてきます。その橋渡しをして地域の森に貢献し、輸送エネルギーを抑え、地球環境にも優しくありたいと思うのです。

昨日の現場見学に引き続き今日は座学です。
政権が変わったことによる今後の住宅政策の見通しから、各社の取り組みまで幅広い意見交換をしました。どなたも口々に昔はよかったと良言っていましたが昔の建設業界をよく知らない自分としては今の仕事を着実に行うことだけなのです。家を建てること本来の喜びや充実感を糧に誇りを持ってこの仕事を続けようと仲間たちと話し合いました。

歯科医院部分の内装大工工事はほぼ完了し、塗装屋さんの下地処理パテ作業が本格的に始まっています。
住宅部分の外壁唐松張りも日の短い季節なので照明を付けて進めています。

アース２１の会合で十勝にきています。皆さん先進的な取り組みをしていて勉強になりますがパソコンの置かれた工場で次々と２ＢＹ４のパネルが組み立てられるのをまのあたりにして何か自分はローテクでゆっくり家を建てていくやり方に間違いがなかったように思いました。