２階の外壁はカラマツの板を縦張りにします、そのためには横に下地が必要です、通気層は基礎上端から吸気して軒天から排気する構造にしているのでどうしても縦になります。そのために縦の通気層の上に外板下地を横に打ちつけることになります。
屋根はアスファルトシングを葺く前に淀板金加工をしてもらっています。

外壁面と断熱層の間には空気が行き来するように通気層を設けます。外壁内部に雨が入り込んでも裏側から乾くようにするためと壁に入り込んだ室内の湿度を外に逃がすためです。この工法の普及で家の寿命は飛躍的に伸びることになりました。

窓周りや換気孔周りは防水テープでタイベックシートときちんとテーピングして防水しておくので外壁で多少の水の侵入を許しても躯体には影響が及びません。

屋根の裏側である軒天は防火性能のあるスレート板で仕上げます。
北側斜線制限で屋根を曲げたところは形の複雑で梁や母屋も見せておきたいので簡単ではありません。

付加断熱施工もだいぶできてきました、面ごとにグラスウールを入れてすぐにタイベックシート（透湿防風シート）で囲ってグラスールを守ります。