床下地を張って室内造作の準備が進んでいます。

軒天は軒先の天井、南側の夏の日射を抑える窓上に作る小さな屋根のようなものです、どちらの下面は防火性能のあるスレート板を張り、白く塗装します。

当社では基本的に基礎断熱工法を採用していますが改修工事の場合は状況に応じて床断熱を採用する場合もあります。

今回は基礎は既存のままにして床面で断熱をする床断熱工法としました、ｸﾞﾗｽｳｰﾙを２００ｍｍ床下にきっちりと詰めて表面で気密シートを張ります。

設備工事などの配管貫通が終わってから床下からウレタン吹き付け断熱も付加して断熱と気密性能を新築同様の性能にする予定です。

壁がとても厚いので窓は壁の外側ではなく中央部分に付きます、これは重量がある窓を長期間安定して固定する為に柱などの構造材の近くでしっかりと固定したいのと、窓の断熱性能を最大限に発揮する為に断熱材のある部分に設置したいからです、更にサッシのツバの部分の隙間も断熱欠損になり枠が結露し易くなるのを防ぐために発泡系の断熱材を隙間に埋め込んでいます。

水切り用の屋外側の窓台も作りました、板金屋さんに防水加工をしてもらいます。

大きな窓はサッシ枠だけを取り付けてからｶﾞﾗｽを後から枠にはめ込みます、ﾄﾘﾌﾟﾙｶﾞﾗｽ（3枚ｶﾞﾗｽ）なので大きなサイズだと重量がかなりのものになります、男４人でやっと運べるほどです。