雪おろし

2014/01/10 - エネルギー


太陽光パネルの積もった雪は気温が0℃以上あれば勾配で自然に落ちてくれますが、最高気温が氷点下10度ほどでは日照ってもそのままいつまでも載ったままですので手造りの道具で雪を掻き落とします。

熱交換換気報告2

2013/12/20 - エネルギー


外気温がー10℃以下に下がってきましたのでカナダ製の熱交換換気装置の実証実験第2回目のご報告です。
写真は上から外気温 -13.5℃ 室温19℃ 吸気温13.8℃を示しています。
熱交換効率とは外気温と室温の差32.5℃からどれだけ外気温を上げて室内に吸気しているかを示します。
外気温ー13.5℃を+13.8℃に上げて吸気しているので27.3℃熱を回収したことになり、温度差32.5℃の84%の回収効率ということになります、カタログ値の85%は今回の計測値では本当のようですが常に温度は上下しており24時間の平均値での効率がどうなっているかはわかりません。
特に室温を使って機械内部が凍結しないようにする霜取り運転時には吸気温度は通常時よりも3~4℃下がります。
吸気温を測る為に吸気口元で計測して湿度が23%となっていますが室内は45%程度なので乾きすぎといった印象はありません。
国産P社製の熱交換効率はカタログ値70%程だったと思うのですが知人の計測結果では52%の熱回収率だったと聞いています、カタログ値と実際の値の隔たりは実際に使ってみないとわからないので今後も実験を続けたいと思います。

TV取材

2013/12/09 - エネルギー


昨日のことですが薪ストーブ特集テレビ番組の取材を受けました。家造りはエネルギーのことも考えて提案していることを話しました。
1月3日朝7時半からHBC(北海道ローカル)で放映予定です。

熱交換換気報告1

2013/11/27 - エネルギー


自宅にカナダのライフブレス社製熱交換換気装置を取り付けてその性能や使用感を実験しています。
その1回目のご報告です。
・本体とダクトが大きいので納戸の収納容量が大幅に減りました、これは設計段階から良く計画する必要がありそうです。
・音は気になるようなことは今のところありません、厳冬期には霜取り運転の際に音が大きくなることがあるそうなのですが、室内空気の熱を使って霜取りをする為効率は良いことが期待できます。
・熱交換効率は85%とのこと、実際に外気温0度室内温度20度の時に吸気温度が17度だったので今のところカタログ性能通りのようです。
・顕熱交換式(温度のみ熱交換し、湿度は交換しない方式)の為、室内湿度はきちんと排出され窓の結露も今のところありません、室内湿度も50%程です。実はこの湿度を持ち込まないところが外国製品のメリットであると考えています。冬場換気をする目的は湿度調整の為に他ならないので、国産熱交換換気装置の湿度を室内に返してくる方式では窓結露が問題になるのです。
・まだ外気温が0度~-5℃程度なので本領発揮ではないのでこれからの厳冬期にどのようになるかが本当の実験です、外気温ー20度以下になる環境で性能を確保できる製品が国産にもヨーロッパ製にもなくカナダ製という選択をしたわけですがどうなるか楽しみです。

カナダ製熱交換換気 

2013/11/07 - エネルギー


これからの家に求められる性能はズバリ ゼロエネルギーだと考えます、そのために家自体の断熱性能を上げる、薪ストーブなどのバイオエネルギーでの暖房 太陽光発電による電気の自給 そして換気による暖房エネルギーロスを少なくするために熱交換換気システムの採用が今まで以上に求めれるようになると考えます。国産の熱交換換気装置は何度か採用したことがありますが、熱だけでなく水蒸気も室内に戻してしまうことが原因で結露の問題が生じました、ヨーロッパ製の熱交換換気装置は-20℃での使用は想定されておらずさまざまな問題をはらんでいることがわかりました、そしてカナダ製の熱交換換気装置がこの旭川地区での環境に適しているだろうと思い至りましたが完全に自信を持ってお客様の家に設置することには躊躇を感じ、まずは自宅で使ってみて自信を持ってお勧めできるかどうかのテストを行うことにしました。