晴れた日はカーテンを開けて室内を暖めましょう。
太陽エネルギーを利用するには何も太陽光発電パネルを設置するだけではありません。
一番簡単なことは冬の晴れた日には室内に暖かな陽の光を入れて部屋を暖めるだけでパッシブな太陽光エネルギーを利用したことになります、外出する時もカーテンを閉めずに室内を暖めておけば夕方以降も部屋に蓄熱された熱を利用できます。
そのために南側の窓は大くして温かさを十分に取り入れられるガラスを選択し、夜にはきちんと断熱されたブラインドを下すことなどの工夫をするとより効果的です。
太陽光発電は未利用のエネルギーを活用するという意味でとても意味のある素晴らしいものだと思いますが実は太陽熱給湯で直接熱として利用するほうが効率が良いことがわかってきました、私もまだ利用できずにいますがチャレンジして見たいと思っています。10数年前にはある程度普及し始めていた太陽熱給湯機が姿を消したことは残念ですが今でもいくつかの機器があります、ただ費用対効果というお金の計算をするとなかなか難しい面もあります。
お金の計算では太陽光発電が効果的です、国の政策として太陽光発電からの買い取り価格が高く設定されている為ですが普及の促進という意味ではいいことだと思いますし、我々は今までエネルギーの消費者でしかなかったのが生産者になりえるという変化は大きいと思います。
貴重なエネルギーである電気は自分で作り出した分で自給し、暖房や給湯などの熱エネルギーは今時点ではガスなどの化石燃料と薪やペレットを熱源として太陽熱などのパッシブなエネルギーを併用して賄うことが我々の選択すべき姿だと思います。
太陽熱利用
2013/01/05 - エネルギー
排熱
2013/01/04 - エネルギー
電気を熱源として利用することはやめましょう。
電気はとても加価値のある貴重なエネルギーです、照明や電化製品、駆動力としての利用には適していますが暖房や給湯など熱源として利用するには勿体ないのです。
火力発電時にはその6割 原子力発電時にはその8割のエネルギーが排熱として捨てられています、放射能などの危険性はここではふれませんがエネルギー効率としてだけ考えても大変ロスの大きな貴重なエネルギーだということがわかります。では発電時に出る排熱の利用をしようとしても発電所は都市から離れたところに大規模に作られるために利用しにくい立地となっている構造的な問題があります。
今日の北海道新聞の1面に道北の下川町にて木材などを利用した発電と地域熱供給の取り組みが紹介されていました。これは発電時に出る排熱を周辺の住宅や施設に熱として供給するためエネルギーロスが格段に少なくなることを意味します、各家庭は今使っているボイラーから熱源を地域供給熱源に切り替えるだけなので負担も少なく地域経済にも貢献できます、遠くの大企業にお金を払うのではなく近所の自分達が働いている会社にお金を払えるのです。このような取り組みが普及することを望みますがその道は険しいと感じています。
電気エネルギーをヒートポンプを使って2~3倍の熱エネルギーに変える装置はありますが暖房を使う冬季にはその効率が落ちてガスや灯油を使っての暖房効率にはかないません。また原子力発電の出力調整としての深夜電力を使っての給湯にも疑問を持っています。
熱源には灯油、都市ガス、LPガス、薪、など直接その場所で燃焼させるエネルギーを選択することが望ましいと考えます。
5年経って
2013/01/03 - エネルギー
このブログで2008年のお正月に「これからの暮らし」と題していくつかのお話をさせていただきました。
それから5年経ち3.11を体験して今の気持ちを少しお話させていただこうと思います。
基本的には5年前と今も変わりはなく、少しずつ現実化して、太陽光発電など、コストの問題を解決しどんどん普及させてきています。ひとつだけ違うことは原子力発電について今は明確にその存在を否定したいという想いです。
地球環境は大切です、現実的には家族、子供達、を守ることが今生きる自分たちの責任だと信じています、子供たちを守るために地球環境を意識しCO2の削減を検討してきました、もちろんその意識は今後も続けますが、もっと身近に近々の脅威が原子力発電所の存在だと今は感じています。
では無力な私たちは何をするべきでしょうか?、私自身は何もできずその報道を注視していただけですが、声高にデモもしても何も変えることができないことも知りました。
でもできることはあるはずです、一人ひとりがエネルギーのことを知り、選択し効率の良い安全なものを選べは良いのだと思います、その選択肢を数日にわたりお伝えさせていただきます。
ゼロエネルギー住宅セミナー
2012/10/18 - エネルギー
国を上げてゼロエネルギー住宅を推進しているようでそのセミナーです。
ここでいうゼロエネルギーはとにかく最新家電やエコ機材そし大きな太陽光パネルを設置してスマートハウスモニターを設置しようというもので家電メーカーの為の政策のようにしか思えません。われわれ住まい手は家電メーカーを統一したくはないし大きな費用負担も嫌です。私はあくまでも住宅のパッシブな性能を上げてそこに薪ストーブなどの二酸化炭素フリー暖房や1次エネルギーの少ないガスボイラーなどをメインに使いそれでもだめならば高効率の電気装置を使います。段階を踏んで必要にして十分なバランスを取ってご提案したいと思います、そして少し太陽光パネルを屋根に載せれば難しいことなくゼロエネルギーの家が大きな費用負担なく出来上がります。
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