暖房の仕方討議

2017/12/06 - 藤井工務店のシゴト

アース21に2日目は暖房と換気の仕様についての討議です。

私は今まで暖房はガスの高効率ボイラーの温水暖房と薪ストーブの併用がベストだと思ってそうして来ました。

でも床下に寒冷地エアコンを仕込ませる暖房をする会員が増えてきて道北地域でもうまく機能していることを知りました。

私は電気での暖房は1次エネルギーが石炭なので2酸化炭素の排出量が多く、高効率ボイラーでガスや灯油を使った暖房の方が環境に良いと考えていましたがエアコンの性能の向上がかなり進み1次エネルギー換算でも悪くないようです。特にゼロエネルギーハウス(ZEH)の家では太陽光発電パネルを設置するので自宅で作った電気エネルギーを暖房に使うことは低炭素社会の次のゼロ炭素社会に向けては必要な暖房システムの転換であると思い始めました。

アース21札幌例会

2017/12/05 - 藤井工務店のシゴト

アース21の札幌例会で、札幌市内の会員住宅を4軒程見て回りました。

細部の仕上げや制約のある土地でのプランの巧さなど参考になる事も多くありました。

電気自動車を繋いでオフグリッドZEH

2017/11/23 - 藤井工務店のシゴト

函館にはeハウジング函館という工務店グループがありZEHに特化して各社モデルハウスを持っていて視察させていただきました。

初めの渋谷建設さんの建物は電気自動車と住宅を連動させてオフグリッドに近い仕組みになっている先進的なものです。

10Kwhの電気自動車と室内に設けた6kwhの蓄電池をパワミルという制御装置を通して室内と電気をやり取りしていますが太陽光発電パネルから電気自動車への充電はできないそうです。

2軒目は山野内建設さんです、こちらはV2Hと言う制御機器を導入して住宅屋根に載せた太陽光発電パネルから電気自動車への充電が可能なZEHです。

10パーセント勾配の屋根にきっちりと太陽光パネルを載せながらデザイン的にも優れています。

そしてマルサ佐藤建設さんのZEHはコストとのバランスを考えたもので各社さん共に大変勉強になりました。

函館自主視察1

2017/11/22 - 藤井工務店のシゴト


アース21の仲間数人で函館に建築視察にきました。1日目は仲間の木工所 新工場の木造トラス構造です。三角に区切った木造の構造梁で大空間を作る工法を住宅建築にも取り入れたい思いがあり函館まできました。実際に見て構造計算上の難題もある事が分かりましたが仲間の設計事務所さんも同行してもらっているので徐々に活かしていきたいたいと思います。

折角なので北海道産の木材の製材に特化した工場も見せてもらい、数年前にカナダで見た機械が遂に国産機械メーカーでも供給が始まり、その機会を大規模に導入して生産性を国際レベルで競争力のあるものにまでたかめていることを直に見る事ができました。

更には工場から出た廃材を熱エネルギーに上手く再利用できている仕組みも見て将来に対する希望がもてました。

パッシブハウス的断熱改修

2017/11/11 - 藤井工務店のシゴト

札幌にパッシブハウスジャパン主催の断熱改修住宅見学会を見に行ってきました。

躯体の断熱改修と熱交換換気装置の設置を建築会社に依頼し内装はセルフビルドでされたオーナーさんが話しをしてくれて、意見交換もできました。

私も思いを言葉にして気づきました。

改修工事には2種類あり1つは断熱改修や高効率装置への入れ替え、太陽熱や光などの創エネ装置の導入などの省エネや創エネで金銭的メリットのある投資。そして2つ目は内装を綺麗にしたりキッチンやユニットバスのいれ替えや間取りの変更などの気持ちを豊かにする消費。この2種類に分けて考える事が重要です。