パナソニック社が毎年イタリアで開催される世界最大のデザイン展の報告会を開いてくれます。
照明器具と家具を主に紹介してくれるのですが、なんと言っても今年はズバリ「エコ」だそうです、つまり照明器具の光源はLED、それは消費電力を抑えることが主目的ではありますが、デザインの面からも革新的な変化が起きています。点、線、面、とにかく小さく細く薄くできるのでそれを活かすデザインができる、建築と照明器具の堺がなくなり、どこまでが器具で何処からが壁や天井なのかが曖昧なものすらあり得る、コレは面白い、やって見たい、照明器具が何処にあるのかわからないような家を建ててみたいです。
家具にも樹種の流行り廃りがあるようで、濃い色目のウォールナットから軽い色目のブナやメイプルが流行る年が交互に繰り返されるとい事を知りました。ちなみに今は軽い色目が流行りらしいですが、流行りは物に乗る気はあまりありません。
旭川に居ながらにして世界のデザインの潮流を垣間見れたのは嬉しいことです。

会場を北方住宅総合研究所（北総研・ホクソウケン）に移して最新サッシの説明や、北総研研究員の方からの北方型住宅の有り様とこれからの展望などの講義をしていただきました。
高性能の高気密高断熱住宅が温熱環境に優れているのは当たりまえですが、遮音性能も副産物としてかなり高次元に上がっているとの報告もありました。

旭川例会1日目です。会員5社の施工物件の視察でウチはひじり野の家を見てもらいました。辛口の意見やらお褒めをいただいたりもして、サトル大工とリョウタ大工も同行して見て回ったのでいい刺激になったようです。

京都の工務店さんの仕事を1日かけて見せていただきました。新築にせよリフォームにしてもその仕事の緻密さや美意識の高さに驚きました。初めに茶室でご接待いただき先人の美に対する追求心の貪欲さを教えていただき、バランスの妙、自然との共存そしていちばん大切なのは人のインテリジェンスだと感じました。

車庫も住宅と同じようにしっかりと作ります。住宅と同じ柱や梁、勿論屋根もアスファルトシングル葺きです。